虫食い
前につくってそのままになっていたので。
そういえば
ちょっと前に読んだ「あなたを選んでくれるもの」
書かれている人たちの生々しいインタビューと、
それに向き合った時のミランダ・ジュライの正直すぎるほどの反応。
本人の性質上こうも架空の人物のような人たちをひき寄せてしまうものなのかと、
いろんな感情を刺激されながら読んでいたけれども、
最後のジョーさんの章では、途中から知らぬ間に涙がながれていた。
ジョーさんの顔が好きだったのと、身近な人何人かと自分に、
ほんの少しづつだけど小さく重なる部分が見えたからかもしれない。
通りすがりの人や同じ街に住んでいる周囲の人達にも、
覗いてみると皆それぞれ違う深い世界があるのだろうと、思わずにはいられなくなる。
それを知る術がないだけで。
いろんな意味で、とてもいい本だった。
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